先日、みちくさには2歳から小1まで、たくさんのお子さんが体験レッスンに来てくれました。
初めての場所、人に緊張するのは当たり前。
私たちもどんなお子さんが来るのかな?何が好きで、どんなことがしたくて、何を作ったり描いたりするのかな?など、どきどき、わくわくしながら当日を迎えます。
描くものを決めてきた子も、いろんな素材がある「廃材箪笥」に興奮気味。近くの海で拾ってきた貝殻から庭に落ちていた小枝や木の実、いただきものの綿まで、子供たちにとっては心ひかれるモノのようです。
廃材(不用なもの)と紹介するのは違うかもしれない…
もちろん何かを作った余りだったり、家や工場の片隅に長い間忘れられて佇んでいたものだったりするけれど、視点を変えれば心ときめく宝石と同じ価値を持っている。子供の反応を見て自分の凝り固まったモノの見方に改めて気付かされます。
フワフワ、キラキラ、どうやってくっつければいいの?なかなか扱いにくい素材だけど、ああでもないこうでもない、試行錯誤しながら作りました。
満足いくものができたかな。
ザリガニを描きたいという小一の子供と描いたザリガニ。
紙面にバランス良く描くのが難しいらしく、紙をラインで三分割して一緒に描いていきました。間違えたら消しゴムで消せばいいから気楽にね!
少しずつ形ができていくのを楽しみながら、形が完成。続けて色塗りにも意欲的にとりくみます。
細かい色の違いなどをしっかり観察して表現しようとする熱心さと集中力には、心打たれます。
ザリガニを描いている様子を見て、親子で仕上げた作品(上)。
下の絵は年少さんが一人で描いたもの。海の生き物みたいですが、タコかな?
躍動感に溢れています。
その傍らでは、別の小一のお子さんが図鑑を見ながら魚の絵を描いていました。
初めて使ったというローラーで背景を塗っていましたが、意図せぬ色やグラデーションが現れて、大人たちからも思わず「おーっ」の声。キラキラシールを散りばめた後、スポンジで黄色を載せてます。自分であみ出した素敵な表現です。
兄弟と一緒にきた年少の女の子は、黙々とたくさん顔を描きました。2時間ずっと飽きずに。
最初はクレパスでしたが、いろんな色の絵の具を使って、白以外の画用紙でもどんどん描いていきます。なんて活き活きしている絵でしょう!
誰を描いたのかな?聞いても明確な答えはありませんでしたが、私も幼いころお絵かき教室で誰にも邪魔されずに黙々とお絵かきをすることが大好きだったので、なんとなく親近感を抱きました。
楽しんでくれていたら、それでいい。
子供達の痕跡をながめながら、余韻にひたる午後。
絵は上手下手ではない、と思っていますが
上手になりたい!という子供の気持ちはとても大事。
私もかつてはそうだったはず。
子供たちの向上心と創造力に触発され、私も絵をもっともっと描きたくなってきました!
みちくさレッスンにご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。
年中さんからレッスン可能としておりますが、親御さんが一緒の場合は年少さんでも楽しんでいただけるかなと思っています。