シンメトリーの不思議

デカルコマニーに挑戦(大人)

“みちくさ”のレッスンは、まず子ども達がやりたい事や、教室にきて興味関心を示したものから始まります。                                     今回は生き物好きな男の子だったので、先日教室で拾った蜘蛛の死体をさりげなく置いておきました。

さっそく興味を示し、観察が始まりました。 私は蜘蛛の死体だと思っていたのですが、男の子から聞いて初めて蜘蛛の抜け殻だったと知りました。なんと蜘蛛が脱皮するとは知らなかった!当たり前のように話す子どもに関心する大人たちでした。

そして「蜘蛛の足は何本か?」ということに興味は移っていき、じゃあ「蟹の足は?」と図鑑で調べてみることに。

生き物の研究も一段落した所で、今日は“デカルコマニー”という合わせ絵をやってみることにしました。紙の片面に自由に絵の具を落とし、半分にたたみ上からよくこすります。

“デカルコマニー”の面白さは、紙を開いた時に予期せぬ面白い模様が現れることや、     その模様からイメージを沸き立たせ、自分なりの解釈で絵を加え変化していくこのプロセスではないでしょうか。

大人の作品。現れた模様から連想するものは人それぞれ違います。

蝶も蟹も蜘蛛も、私たち人も”シンメトリー(左右対称)” ということが           当たり前のようでなんだか不思議。。。